(1)職場の就業に関するルールを定める(服務規律)
企業の秩序を維持し、働きやすい職場環境を作るための(最低限の)ルールとしての役割。
(2)労働契約の内容となる会社の労働条件を定める
多数の労働者の労働条件を統一的・画一的に定め、組織効率化(最低基準、公平性の確保)を図り、労使紛争を防止する役割。
(3)業務命令権や人事権などの労使合意
労働契約を締結しても当然には労働契約の内容とならない業務命令権や人事権などの労使合意としての役割。
(1)「今後会社をどうしていくのか、そのために社員にどうしてもらいたいのか」という経営者の考えを伝え、行動指針として具体化する役割
全社員が共有すべき経営理念など、経営者の考えを就業規則の前文に記載し、就業規則の目的を明確に伝えます。
(2)なぜそのようなルールが必要なのかを分かりやすく伝える役割
経営者の考えを実行していく上で、守ってもらうべきルールにどういう意図があるのかを分かりやすい言葉で各条文に盛り込みます。
(3) 人事制度と関連づけ、社員教育に活用する役割
作成した就業規則を全社員が理解し、会社の行動指針とするために、就業規則説明会や会議、管理職教育や新入社員研修などで繰り返し伝えます。
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